■マーク・ロスコ Mark Rorthko (1903-1970)
ロシア、ドヴィンスク生まれ。1913年、アメリカに移住。38年アメリカに帰化。イェール大学、アート・スチュ-デンツ・リーグで学ぶが一年で中退。微妙な明度の変化のある色彩の拡がりを基調としたいわゆる「ロスコ様式」は、作家のそれまでのさまざまな試行錯誤から生まれた境地。
最初期は人物画を多く描き、その後、ギリシャ神殿の装飾風の作品、シュルレアリスムなどを試みている。「ロスコ様式」は40年代末にはじまり、以後死の直前まで変わらない。ヒューストンにあるロスコの作品をすべて壁にはめ込んだ瞑想するためのチャペル、「ロスコ・チャペル」は、あの関西空港や銀座メゾンエルメスの設計者、レンゾ・ピアノ氏設計、メニール・コレクションとともに詣でたい現代美術ファン憧れの聖地。70年、ニューヨークのスタジオで早朝自殺。享年66歳。
→マーク・ロスコ作品
http://www.artcyclopedia.com/artists/rothko_mark.html