■伊藤若冲(いとうじゃくちゅう、1716-1800)
江戸中期、京都の画家。名は汝鈞、斗米庵とも号す。はじめ狩野派を学び、後に多くの中国画を模写した後、実物写生に行き着く。非常に裕福な商家の長男として生まれながらまったく商売っ気がなく、早くから弟に家督を譲り絵画創作に耽り遊ぶ。深く仏教に帰依し、頭を丸め、肉を食さず、妻を娶らず生涯独身を通した。若冲の描き出す独特の世界観は、現代も多くの人を魅了してやまない。2003年JALのカレンダーや美術の教科書の表紙に採用、宇多田ヒカルのビデオクリップのイメージとなったり、世界的な現代人気アーティスト、村上隆が絶賛したり…注目のすごい画家。伊藤レナ超おすすめ。