■フランク・ステラ Frank Stella (1936‐)
アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。フィリップスアカデミーで絵画、プリンストン大学で美術史を学ぶ。抽象表現主義以降のアメリカ絵画において、60年代から今日まで絶大な評価と人気を誇る作家の一人。
58年にはじまる最初期のストライプを基調とした極めてシンプルな「ブラック・シリーズ」、60年代後半では、ストライプではなく、幾何学的かたちで構成された「不正多角形シリーズ」「分度器シリーズ」が有名。70年代後半以降、作品はどんどんハデハデ化。曲線を多用した「レリーフシリーズ」、その後はさらにバロック化!『リュネヴィル』のような作品に行き着く。川村記念美術館では、是非ステラの創作活動の変貌を楽しんでいただきたい。まだまだエネルギッシュなステラおじさん。これからの創作活動が注目される。
→フランク・ステラ作品
http://www.artcyclopedia.com/artists/stella_frank.html